沿革

ごみの削減を目的として、2004年からごみ減らし討論会として事業所や市民団体が協力して活動を開始しました。

討論会を重ねる中で、立場の違う関係者との話し合いの中から合意できる部分を探して行動につなげるには、子どもの頃からの仲間との対話の経験が重要であるとともに、「ごみを拾おう」という行動には、その前提として地域への愛着がなければ始まらないということに気がつきました。

2010年からは、地域の自然に親しみ仲間と協力して作業をする楽しい体験を、子どものころからたくさん重ねてもらいたいという思いで、小中学校への環境教育支援事業を開始し、2012年に現在の「中信地区環境教育ネットワーク」を設立しました。

現在では長野県や松本市、民間事業所等と協力し、環境教育支援事業をはじめ隠す研究会への講師を派遣するなど、環境教育の普及に取り組んでいます。


2004 11月14日
第1回ごみ減らし討論会
主催:中信地区廃棄物検討委員会 共催:長野県
2005 3月27日
ごみねっと設立(県中信地区廃棄物検討委員会解散)
【ごみねっと・ごみ減らし討論会実行委員会 発足時のねらい】
1.市民、事業所、行政、 異なった立場の考えを理解して、ごみの減量方法を探る。
2.中信地区内のごみ減量情報の交換【討論会の約束】
 ・ 参加者は自由に発言できます
 ・ 参加者の見解はあくまで個人の見解とし、所属団体の見解としません
 ・ 議論はフェアプレイの精神で行い、特定個人・団体を非難することはしません
 ・ 議論は実証的データを尊重し、問題の所在を明確にしたうえで合意を目指します
2006 2月4日
第2回ごみ減らし討論会
主催:ごみ減らし討論会実行員会 共催:松本市
2007 2月3日
第3回ごみ減らし討論会
主催:ごみ減らし討論会実行委員会 共催:松本市、㈱テレビ松本ケーブルビジョン
2008 2月2日
第4回ごみ減らし討論会
主催:ごみ減らし討論会実行委員会 共催:松本市、㈱テレビ松本ケーブルビジョン
2009 2月28日
生ごみリサイクルフォーラム
主催:生ごみ委員会 共催:松本市

11月29日
講演会 ごみから始める温暖化対策
主催:ごみ減らし討論会実行委員会 共催:松本市
2010 1月7日
「環境教育の学校支援について」打ち合わせ会議を行う
(松本市教育委員会指導室、松本市環境保全課温暖化対策担当課、ごみ減らし討論会実行委員会)
平成22年度より事業所団体等を通じて企業、市民団体から環境学習のプログラムメニューを募集し、学校に紹介する事業を開始することで合意する。

4月~
小中学校環境教育支援事業(プログラム募集と情報提供) 開始
協力事業所:環境保全協会中信支部、松本商工会議所、経営者協会、ごみ減らし討論会実行委員会
松本市側(実施・調整):環境政策課、教育委員会
2011 2月8日
小中学校環境教育支援事業報告会開催

7月22日
新団体設立の検討開始
ごみ減らし討論会実行委員会からの協力体制を引き継ぎ、長野県環境保全協会事、松本商工会議所、長野県経営者協会中信支部が協力して環境学習プログラムの登録事務を行ってきたが、実施数が増えるに従って学校と団体とのマッチングの調整業務の重要性が増してきたこともあり、新団体設立に向けた検討始める
2012 2月9日
松本市小中学校環境教育支援事業登録団体交流会実施

3月27日
任意団体「中信地区環境教育ネットワーク」を設立
ごみ減らし討論会実行委員会からの協力体制の下、長野県環境保全協会中信支部事業として行われてきた
小中学校環境教育支援事業の登録、学校調整事業を引き継ぎ、発展させる目的で新団体を設立

2012年11月29日、2013年1月10日、1月30日 
松本市環境政策課と事業分担について検討
【環境政策課との合意事項】
・小中学校環境教育支援事業の事務局は環境政策課とする。環境政策課は、中信地区環境教育ネットワークと教育委員会との調整、連絡を担当する
・中信地区環境教育ネットワークは、登録団体の募集を行い、登録情報を環境政策課、教育委員会に提供する
・登録団体と学校との環境学習のマッチングは中信地区環境教育ネットワークが行う
・中信地区環境教育ネットワークは、登録団体の交流やプログラム内容の向上を図る
2013 3月
「中信地区環境教育ネットワーク」として登録団体の募集を開始
2014 7~10月
環境省ESD人材育成事業 松本市会田中学校実施プログラムへの協力
学校側のプログラム作りへの協力(内容づくりの相談、講師調整)

12月23日
3者連絡会(環境政策課、教育政策課、学校教育課、学校指導室、当会)
2015 12月14日
連絡会(環境政策課、教育政策課、学校教育課、学校指導室、生涯学習課、当会)
2016 3月31日
地球環境基金助成内定(60万円)
学習会の開催、WEBサイトの構築を計画

6月8日
環境政策課主催、教育部4課との合同連絡会

12月
信州の環境学習サポートサイト(中信地区)公開
2017 3月1日
第1回環境学習報告会開催(松本市教育委員会、環境政策課、中信地区環境教育ネットワーク)
2018 eeネットの財政状況悪化のため、年間活動計画はWEBのみとする

8月
「信州環境カレッジ」(長野県事業)始動
中信地区環境教育ネットワークとして登録団体を一括登録

9月27日
松本市教育委員会にて海洋教育パイオニアスクール事業の打ち合わせ
2019 松本市教育委員会の海洋パイオニアスクール事業の委託を受けて、モデル校5校の海洋学習プログラム作りを支援

県事業を委託された長野県環境保全協会より一部を再委託され、学校の環境学習支援を行う
委託の内訳は学校環境学習拡充支援(プログラム調整)、学校支援の手引書作り

カレッジ単独の学習に、海洋学習やトライやるエコ予算の環境学習等52件の学習支援を行った
2020 新型コロナウィルスの流行により、年度当初は学校が休校、先の見えないスタートとなったが、
結果的には多くのプログラムに申し込みがあった。
2021 中部山岳国立公園を基点とした岳都リゾート交流事業委託
松本~高山のアルプスブリッジ構想の一端で、松本~安曇までの間の観光情報をまとめる作業を受託した。山岳地の情報に触れることができた

松本振興局 環境廃棄物対策課のゼロカーボン指導者研修会に協力
2022 自然教育・野外教育推進校補助(長野県教育委員会)
海洋教育終了後の資金不足を補っていただいた。

研修会への講師派遣
松本地域振興局環境・廃棄物対策課の教員向けゼロカーボン研修会への講師派遣
長野県地球温暖化防止推進委員他、小中学校の職員研修などに講師を派遣